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東三河&西遠・西三河・南信 応援紙 「そう(叢)」 16号
第16号/特集 [光]
2007年9月10日発売


●誌名/そう
■発行/季刊
■発行日/3月10日・6月10日・9月10日・12月10日
■定価/630円(本体600円+5%)
■仕様/100頁・オールカラー・あじろ綴じ・角背
■サイズ/A4判

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風光明寺 信光明寺



松平氏が三河進出の一歩を記した縁の地観音堂が語る古刹の変遷
岡崎市北西部、矢作平野を眼下に臨む山麓の地、岩津。徳川家康の祖、松平氏が勢力を伸ばし、ここに本拠を構えたのは十五世紀前半のこと。以後、室町幕府とつながりを深め、三河の一土豪から有力武家へと躍進を遂げた人物が三代当主、松平信光である。
その名を寺名に冠した信光明寺は、信光が初代親氏、二代泰親の菩提を弔うため、宝徳三年(一四五一)に創建。周辺は宅地化が進んでいるが、寺の背後には信光が三河攻略の足がかりとした岩津城跡の小高い山がそびえ、かつての山城の雰囲気が今も漂う。

風光明寺 本光寺



凛とした静寂に包まれた深溝松平家の菩提寺
三ヶ根山の麓に建つ、禅宗の古刹
JR三ヶ根駅前の国道を東に入ると、まもなく本光寺の案内板が目に付く。戦乱期の大永三年(一五二三)、深溝松平家の初代忠定が松平家の祈願所、菩提所として建立し、徳川歴代将軍の位牌等を納めた松平資料館も有する由緒ある名刹だ。現在は紫陽花寺として広く知られ、歴史の息遣いを感じる伽藍と、自然に心が和ぐ清涼な空気がある。

自然発見 夜光虫



夜の海のイリュージョン
現れては風に散る、光の漣
春先や夏の頃など、夜の海辺を歩くと、波間に青緑色の不思議な光が漂うことがある。打ち寄せる波ごとにきらきらと現れ、また漆黒に溶けてゆく。これは一般に夜光虫と呼ばれるもので、その正体は植物プランクトンの一種、ノクチルカ・シンチランスの夜の姿である。一体の大きさは〇・一五〜二ミリメートルと、肉眼では塵のようにしか見えないが、プランクトンの中ではかなり大きい。刺激を受けると光る性質を持っており、ノクチルカのいる海に石を投げると、その周辺が波紋とともにフワリと光の花を咲かせる。

時々刻々 「浜道紀行」取材ノート



牡蠣殻を撒き三ヶ日蜜柑を育てる 蜜柑農家 清水勝美さん 
昨年十一月に発刊された、「はるなつあきふゆ叢書」第十九巻の「浜道紀行」で、三ヶ日の蜜柑の生産農家を紹介した。海や湖と蜜柑は一見関係がなさそうだが、取り上げた生産者は、新居町で水揚げされる養殖牡蠣の殻を蜜柑畑に撒いて、育成促進させており、実は全く無縁でもないのである。意外なところで近くの海・湖と陸の特産品が繋がっているものだと、強く印象に残る取材だった。

多士済済 光の美術家 前田光彦さん



旧小原村にアートの理想郷を求めて
国道二四八号を北上し、旧藤原町のなだらかな山並みを抜けると、和紙の故郷で有名な旧小原村に着く。前田光彦さんの自宅兼アトリエは、国道沿いの小高い山裾にある。
前田光彦さんは一九六三年生まれ、一九八七年に多摩美術大学美術学部絵画科を卒業。さらに研究生を経て現在、私立南山国際高等学校美術講師。個展を中心に発表活動を行う。エコロジーや環境をテーマにした作品が多い。

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