東三河&西遠・西三河・南信 応援紙 「そう(叢)」 15号

第15号/特集 [雲]
2007年6月10日発売
●誌名/そう
■発行/季刊
■発行日/3月10日・6月10日・9月10日・12月10日
■定価/630円(本体600円+5%)
■仕様/100頁・オールカラー・あじろ綴じ・角背
■サイズ/A4判
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2007年6月10日発売
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鰯雲

畑うつや動かぬ雲もなくなりぬ 蕪村の句である。「畑うつ」は、春の季語。作物の種を蒔く準備として、冬の間、放置されていた畑を耕す作業が「畑うつ」である。 遠くの山にかかっていた雲は、一向に動こうともしなかったが、いつの間にか、流れ去ってしまって、雲の跡形は、どこにもない。
雲海

茶臼山高原の美術館に来て六年、とりわけ雲だけを撮ってきたわけではないが、この山の風景には様々な雲が写っている。南アルプスの山並と光芒と雲、夕日に染まる雲と奥三河の山並、高原を覆い尽くす雲海、夕日に染まる雲海、荒れ狂う雲海、夏空に湧く入道雲、虹の架かる雲、嵐の後の夕日と雲… 雲
雲上そば

東栄町の北はずれ、標高六五〇メートルの山の上にある御園の集落に、一軒の蕎麦屋が店を開いた。車が一台通れるだけの狭い道沿いに建ち、軒下にかかる一枚板には「そば処 茶禅一」とある。ここの茶蕎麦が美味いという評判を聞き、豊橋から二時間ほど車を走らせた。
石川繊維資料館

豊橋市立松山小学校に程近い街の一角に、石川繊維資料館がある。代表の石川明さんは父親の代から繊維関係の仕事を家業とし、四十二年前から紡績業を営む。長い間世の中の第一線で働いた機械や道具も、技術革新や産業構造・ライフスタイルの変化などにより、ある時期を境に、いっせいに人々の前から姿を消してしまう。
藍染

「藍は生き物。愛しながらでなければ染められない。」昭和六年生まれの遠山守さんが、少し笑って、優しく諭すふうに、開口一番こう語る。「愛する」をさらりと口にするとは、ずいぶんハイカラなお爺様だ。七十五歳とはいえまだまだお元気で、「甕場」と呼ぶ染工場を案内してくれる。
そう別冊「飯田線」
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