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ベックリーン「死の島」―自己の英雄視と西洋文化の最後の調べ (作品とコンテクスト) のレビュー・感想
【おすすめ度】:
【タイトル】:
歴史意識の強い良シリーズ
【コメント】:
ベックリーンは19世紀末のドイツ象徴主義を代表する画家である。彼の作品はメランコリックな画家の多いドイツ人の中でも、鑑賞者を陰鬱とさせるものが多い。《死の島》もその典型的な一作であろう。入るものを拒む絶壁の島。なぜに彼はこんなにも絶望しているのか。その背景を歴史的な文脈から読み解いていくのが本書である。ベックリーン研究としては別段珍しいものではないだろうが、よくまとめられていておもしろい。ベック...