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レビュー
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オリエンタリズム〈上〉 (平凡社ライブラリー) のレビュー・感想
【おすすめ度】:
【タイトル】:
知と権力
【コメント】:
「現実」という言葉を考えてみたことはあるだろうか。
サイードは、言語学、歴史学、哲学などの学問において最高の権威を持つヨーロッパ人を批判する。彼らは東洋という想像の世界に夢を抱き、同時に自らを再発見しようとする。オリエンタリズムとは、単なる東洋の偏った表象ではなく、自らの表象でもあるのだ。
それは、まさに他者という鏡を通して自らを見出す人々を同じだ。
しかし、東洋学者達の労苦...
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オリエンタリズム〈上〉 (平凡社ライブラリー) のレビュー・感想
【おすすめ度】:
【タイトル】:
イデオロギーのデタラメさを示す好著
【コメント】:
「非文化的・強欲・性欲過多・狂信・・・etc.」という中東人のイメージが、いかにいい加減な近代欧米人の記述により生まれ、図書館とアカデミズムという制度の発達を背景にした「引用」の網目の中で強固なイメージになっていったかを示す快著。パレスチナ生まれの著者が米国社会で経験し続け我慢できなかったと思われる「オリエンタリズム」への怨念が膨大な引用に結びついているのだが、「テクストと知の蓄積」がいかにオリエン...
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オリエンタリズム〈上〉 (平凡社ライブラリー) のレビュー・感想
【おすすめ度】:
【タイトル】:
壮大な体系のいかがわしさ
【コメント】:
参照と引用、それに基づいた観察と記録、さらにその参照といった繰り返しの中で強化され権威づけられていく定説。それに政治、経済的利害と小説などの文化とが絡み合いながら、オリエンタリズムという壮大な虚構が育まれていく様子を、執拗なまでに探り、暴いていく。
しかしこの本の価値は、そうした“オリエンタリズム”だけに限定されるものではありません。学問と文化、政治との絡み合い。それぞれは単独に存在...
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