●
現代語訳 般若心経 (ちくま新書 (615)) のレビュー・感想
【おすすめ度】:
【タイトル】:
「意味から響きへ、理解から感応へ」
【コメント】:
「意味から響きへ、理解から感応へ。いのちの全体性へ。」帯のこのキャッチコピーが、この本の論旨を簡潔に表しています。人間の理性や分析知が、世界を感ずることを如何に妨げ、無用な拘りや苦悩をもたらしてきたか。あらゆる事物や物事は、人間がそのように認識するから存在するように見えるだけであって、すべては「縁起」という切れ目も絶え間ない関係性のうちに保たれた全体性を成している。このような般若心経の教えを、...
●
現代語訳 般若心経 (ちくま新書 (615)) のレビュー・感想
【おすすめ度】:
【タイトル】:
現代人なら、『般若心経』を論理的に読むことも必要
【コメント】:
釈尊の教法の核心は智慧の獲得である。その智慧は正しい論理の極致でもある。従って現代人は、『般若心経』を論理的に読むことでそこに智慧が書かれてあるかどうかを確かめることが必要だと思われる。
『般若心経』の「色即是空、空即是色」以下をまとめると、<五蘊即是空、空即是五蘊>となる。ここで、「五蘊→空」が正しいとすると、逆論理の関係にある「空→五蘊」は正しいとは限らない。これはスマナサーラ長...