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内田百けん集成22 東京焼盡 のレビュー・感想
【おすすめ度】:
【タイトル】:
ユーモア(ヒューモア)とヒューマニズム
【コメント】:
百鬼園の随筆の魅力は、その底堅いユーモアにある。彼の人生を覆った借金苦や東京大空襲による家の喪失とその日暮らし等を、ユーモラスに淡々とやり過ごすその生き方は、今の時代でも何かしらの不幸や逆境の下で生きている人々には勇気さえくれるだろう。
でも、そのユーモアの奥底には常人には計り知れない胆力と純朴さ、人間に対する冷淡に覚めた目がある。ヒューマニズムではあるのだが、基本的に人間という...
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内田百けん集成22 東京焼盡 のレビュー・感想
【おすすめ度】:
【タイトル】:
日常と非日常
【コメント】:
この作品は百閒の手による日記文学としての価値よりも、歴史的な資料としての価値の方が高いと思います。
昭和十九年十一月一日水曜日から昭和二十年八月二十一日火曜日まで、百閒は自分の行動から、周囲の人々の様子、何時に警戒警報が鳴って、何時に空襲警報に変化し、何時に解除になったか、爆撃された場所、敵の飛行部隊の規模、闇市場での物品の値段の移り変わり、配給の様子、などなど、数え上げたらきりが無いほど...