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妊娠カレンダー (文春文庫) のレビュー・感想
【おすすめ度】:
【タイトル】:
すでに独自の作風を確立している
【コメント】:
芥川賞受賞作となった「妊娠カレンダー」。
妊娠をきっかけに、刻一刻と変貌を遂げ、どんどん知らない人になっていく姉に戸惑う妹。
やがてアメリカ産グレープフルーツジャムを作り続けることにより、周囲を振り回し続ける姉に密かな抵抗の手段を見い出す。
「悪意」と言うよりは、ふとしたきっかけで、暗い考えにとらわれる、そのハードルのあっけなさみたいなものを書こうとしたのだろうか?
「夕暮...
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妊娠カレンダー (文春文庫) のレビュー・感想
【おすすめ度】:
【タイトル】:
食の安全はどこにあるのでしょうか
【コメント】:
『妊娠カレンダー』です。表題作の他に、『ドミトリイ』『夕暮れの給食室と雨のプール』を収録した短編集です。
表題作は芥川賞を受賞していますが……作者の小川洋子といえば代表作は『博士の愛した数式』でしょう。『ドミトリイ』の中には数式を駆使する数学科の大学生がいたりして、ちょっと興味深いです。
三作に共通しているのは、けっこうダークな作風であることと、食べ物が作品の中心に描かれているこ...