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1960 沢木耕太郎ノンフィクション7 (沢木耕太郎ノンフィクション) のレビュー・感想
【おすすめ度】:
【タイトル】:
「危機の宰相」は人物の評伝としては面白いが…
【コメント】:
本書は1960年の日本を見つめた二つのノンフィクション「危機の宰相」と「テロルの決算」を収録した一冊。「テロルの決算」は社会党委員長と彼を暗殺した少年とが時代の中で鋭く交錯していく様を描いた傑作で、私も文庫で一気呵成に読んだ記憶があります。
今回私が「1960」を手にした目的は、これまで単行本では読めなかった「危機の宰相」に目を通すことにありました。「危機の宰相」は池田隼人首相が推進した所得倍増政...
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1960 沢木耕太郎ノンフィクション7 (沢木耕太郎ノンフィクション) のレビュー・感想
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下村治と山口二矢をご存知ですか?
【コメント】:
激動の1960年代。その社会の断片を鮮やかに描ききった2編の長篇ノンフィクションが収録されています。単行本未収録の「危機の宰相」では60年代前半に首相を務めた池田勇人の「所得倍増計画」にスポットを当てて、池田の裏側で強力なブレーンとなった下村治と第3の男の存在が描かれています。沢木耕太郎の初長篇となった「テロルの決算」では社会党委員長浅沼稲次郎を刺殺した17歳の少年、山口二矢(おとや)の早逝が...