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マルチチュード 上 ~<帝国>時代の戦争と民主主義 (NHKブックス) のレビュー・感想
【おすすめ度】:
【タイトル】:
<帝国>やマルチチュードは、もはや宗教の領域になってやいないか?
【コメント】:
ネグリ=ハートの論の大きな問題点は、自分の論について論証するのではなく断言するにとどまっているという点である。
彼らは、<帝国>が世界を支配していることを前提とし、その視点に基づいて世界を分析する。
この視点を<帝国>的世界観と呼ぶならば、本書は<帝国>的世界観というメガネを通してしか世界を眺めていないと言える。
例えて言えば、世界はすべて聖書の記述に基づいて説明可能であり(実際か...
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マルチチュード 上 ~<帝国>時代の戦争と民主主義 (NHKブックス) のレビュー・感想
【おすすめ度】:
【タイトル】:
国境を超えた反戦連帯の可能性
【コメント】:
湾岸戦争から9.11同時多発テロに至る10年間は、米国を中心にした有志連合がイラク、アフガンなど世界各地で“反テロ戦争”を引き起こす異常な時代であり、その混乱は今も収まっていない。
著者はそれを、「グローバル化で衰退する主権国家に代わって新たな『帝国』的秩序が出現しつつある」として、アメリカを中心とした「帝国」をキーワードに、統一的に説明する。
そして、それに対抗する実践の可能性を構想する試...
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マルチチュード 上 ~<帝国>時代の戦争と民主主義 (NHKブックス) のレビュー・感想
【おすすめ度】:
【タイトル】:
ネオリベ・グローバリズム・帝国
【コメント】:
「主権対帝国」という二項対立ではないオルタナティブとしてのマルチチュードの可能性を考察する。しかし具体的は話になればなるほどうなずきがたい部分が多い。例えば、著者らは恐らく「参加型予算システム」をオルタナティブのひとつとして評価していると思われるが、いくら民衆の直接参加がなされているとはいえ、それは実際には法による規制があるから機能しているのだ。生協運動などもそうだが、資本を国家権力によって規...