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光ってみえるもの、あれは (中公文庫) のレビュー・感想
【おすすめ度】:
【タイトル】:
川上弘美の「スタンド・バイ・ミー」
【コメント】:
村上春樹風のクールな主人公をはじめとする、多分に美化された今時の若者たち。ビルドゥングス・ロマンの王道をゆく作品である。彼女が得意とする超現実的な描写はない。日頃の作風と本作品との関係性から、スティーヴン・キンブの「スタンド・バイ・ミー」を連想した。
しかし、私はこの結末には同意しない。風変わりな環境に育ち、周囲への配慮に敏感な冷静な高校生がこのような行動に出ることには、心理的に飛躍...
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光ってみえるもの、あれは (中公文庫) のレビュー・感想
【おすすめ度】:
【タイトル】:
花田くんに要注意
【コメント】:
著者の小説としてはフツーな感じでぐんぐん読み進めますが、主人公の友人の花田くんに注目すると、それもかなり怪しくなります。全体的に会話は村上春樹のように軽やかに進むので、あの独特の間が好きな人にはかなりいいでしょう。主人公はなぜかほれられる、というのも共通しています。
花田くんのあやしさは読めばわかりますが、主人公と似たもの同士でありながら行動派な彼には好感がもてます。しかも内省的。主...
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光ってみえるもの、あれは (中公文庫) のレビュー・感想
【おすすめ度】:
【タイトル】:
川上弘美節の、妙に枯れた味わいのある青春小説。
【コメント】:
序盤〜前半はいまひとつ作品世界に入り込めず
「おやまぁ 川上弘美作品にしては珍しい」と思っていたら、
中盤を過ぎたあたりから突如、最初の遅れを取り戻すかのよーなものすごい勢いで
引き擦り込みにかかってきた。
あっさり搦め取られてしまい、気づいたら最後の頁だった。
特に夏休みに五島列島(だっけか)を訪れる辺りから、
物語は急転直下のクライマックスへと突き進んで...