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レビュー
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楠木正成〈上〉 (中公文庫) のレビュー・感想
【おすすめ度】:
【タイトル】:
等身大の正成が見えてくる
【コメント】:
尊皇忠義の人という従来の正成のイメージより、はるかにリアルで人間的な
正成が描かれてます。
武士に支配されることなく悪党として商売を発展させるために武力を蓄える
楠家。その武力が、鎌倉幕府打倒のための武力を必要としている帝/親王と
つながってゆきます。
忠臣として忠勤を果たし大楠公とか日本人の鏡などと言われているステレオ
タイプの正成は本書には居ません。楠家の素性も、橘...
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楠木正成〈上〉 (中公文庫) のレビュー・感想
【おすすめ度】:
【タイトル】:
人らしい正成の像
【コメント】:
楠木正成と言えば、後醍醐天皇に殉じた忠臣という印象が強いが、
この本ではかなり違う人間像になっている。
正成は商いもやる土豪であり、己が「悪党」であることに強い誇りを抱いている。
いつしか正成は既存の武家政権を、悪党の手のみによって倒し、
武家と言う身分をなくし、民が安楽に暮らせる世の中を夢見るようになる。
しかし、正成の活躍にも関わらず、既存の武家政権を倒すために足利の力...
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楠木正成〈上〉 (中公文庫) のレビュー・感想
【おすすめ度】:
【タイトル】:
私的には△でした
【コメント】:
同じ作者が、同じ時代を描いた小説が他に数本あり、それぞれの主人公がクロスするように構成されているのだが、この作品については作者の持つ「こだわり」~男としてどう生きるか、どう生きたいのか~が薄かったように感じる。それは、ある程度私(たち)の中に共通認識として主人公楠木正成に対する評価があり、最後のところで作者がそれを突き崩したと私に実感させ得なかったからかも知れないと、今は思う。
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