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レビュー
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カルタゴ興亡史−ある国家の一生 (中公文庫BIBLIO) のレビュー・感想
【おすすめ度】:
【タイトル】:
ローマ帝国勃興期のスケープゴート、古代カルタゴ
【コメント】:
本書と『東ゴート興亡史』『ヴァンダル興亡史』で松谷健二氏の歴史三部作の円環が完成。『東ゴート興亡史』が出色の内容だが、アレを読んだ方々は三部作読破を目指したいところ。
三作の中ではカルタゴが一番読みにくい。作者は悪くない。松谷氏の語りは相変わらず小気味良いし、挿入されるコメントはドライだが深い。カルタゴはゲルマン人とは違うのだなぁ、としか言えない。築いてきた歴史が圧倒的に違う。カルタゴ人は...
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カルタゴ興亡史−ある国家の一生 (中公文庫BIBLIO) のレビュー・感想
【おすすめ度】:
【タイトル】:
地中海諸国家の興隆と確執
【コメント】:
豊富な資料を基に小気味良い口調でこのフェニキア人都市の興亡の実態が明らかにされていく。マグナグレーシャ時代の多くの地中海諸国は常駐する大規模な軍隊は持たず、戦時に必要なだけの兵士を調達した。そこには徹底した商人気質の合理主義がみられる。ただこれらの兵士は祖国への忠誠などとは縁の無い、金で雇われた雑多な民族の混成傭兵であり、戦況の旗色が悪くなると恥じも外聞も無く敵側に寝返ったり、より高い報奨金に...
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カルタゴ興亡史−ある国家の一生 (中公文庫BIBLIO) のレビュー・感想
【おすすめ度】:
【タイトル】:
いぶし銀のような、そして、時代に先んじた名著
【コメント】:
塩野七生のハンニバル戦記のドラマチックさはありません。 しかし、地中海世界で興隆し、700年で歴史から消えた海洋国家の興亡を淡々と、そして、冷徹に描いています。 日本のありようを照らしながら読みました。 15年以上前に初版が出された本ですが、未だに真価を訴え続ける名著と思いました。
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