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レビュー
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空海の風景〈下〉 (中公文庫) のレビュー・感想
【おすすめ度】:
【タイトル】:
空海そのものより空海を取り巻く風景、特に最澄らを描いた歴史考察
【コメント】:
空海をとりまく人物や歴史の背景を丁寧に追って、そこから空海の心情を推察した書。小説とは言い難く、会話らしいものもほとんどありません。空海を当時の他の仏教をはるかに凌ぐ真言密教を確立したと繰り返し述べながら、真言密教の内容に関してはほとんど触れられていません。この本の中で、最澄が空海に、密教は本を読むだけでは学べるものではないと言っていますが、この空海の風景を読んでも密教の真髄はわかりません。理...
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空海の風景〈下〉 (中公文庫) のレビュー・感想
【おすすめ度】:
【タイトル】:
人間臭い「空海」を再現した著者渾身の1冊です
【コメント】:
巻末の解説で大岡信氏が「司馬氏以外の誰が、このような著作にトライし、物にできるか」的なことを書かれているように、まさに、著者渾身の1冊といえる本。
上巻同様、空海の残した著作等、それ以後の時代小説に比して、数少ない手がかりから、最大限の創造力を動員し、空海その人はもとより、最澄を始めとする同時代の人々、宮廷・奈良宗教等、時代の雰囲気を再現しようとする試みに付き合うことは、刺激があって、本当...
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空海の風景〈下〉 (中公文庫) のレビュー・感想
【おすすめ度】:
【タイトル】:
”超人”と”人間”のあいだに…
【コメント】:
「空海はあるいは、言葉に出して、――朝廷も国家もくだらない。といったかも知れない。」
かつて在阪の頃、空海ゆかりの場所を数多くたずねた。東寺、神護寺(高尾山寺)、施福寺(槇尾山寺)、東大寺、大安寺…特に意識しなくても、前記のような史実と思しき場所から伝承・伝説の類まで、近畿(この場合、“関西”より“近畿”がふさわしかろう)を歩けば、どこでも空海の足跡にすぐ行き当たる。それほどに空海は...
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