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レビュー
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華族―近代日本貴族の虚像と実像 (中公新書) のレビュー・感想
【おすすめ度】:
【タイトル】:
財閥と軍には対抗できなかった
【コメント】:
華族とは、そもそも大名家と公卿家を中心として定められた。なるほど、江戸時代までは平民とは身分が隔絶していた家系である。彼らが中心となって政治を行えば、その権威に民衆は従ったのではないか。しかし、明治政府を仕切っていたのは、薩長の下級武士出身者たちであった。大名や公卿出身の者は、近代日本の建設よりも、投資して金を儲け、広い屋敷で贅沢な生活をすることに興味があったらしい。しかし、資本主義の世界は成...
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華族―近代日本貴族の虚像と実像 (中公新書) のレビュー・感想
【おすすめ度】:
【タイトル】:
好解説・良資料
【コメント】:
華族。知っているようで知らない、この戦前の制度についてのコンパクトかつ的確な解説書である。最後の華族一覧の資料も、現時点での決定版と言える。どこも興味深いが、特に、普通選挙法施行後に、むしろ貴族院が抵抗勢力として重きをなして来た(そういえば、近衛文麿はバリバリの華族だし、天皇機関説事件は貴族院で勃発したのだった!)という指摘は、目から鱗である。華族に軍務を、が軍人を華族にすることで達成したとい...
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華族―近代日本貴族の虚像と実像 (中公新書) のレビュー・感想
【おすすめ度】:
【タイトル】:
決して一枚岩ではなかった華族
【コメント】:
「華族」と言う言葉を聞くと、すぐに鹿鳴館でダンスに興じている人たちをイメージしてしまうのだが、やはりそれは一面に過ぎない。公家と大名、軍人と経済人、歴史ある家系と明治以降の成り上がり、と言った風に様々な階層の人たちを含んでいたために決して一枚岩ではなく、大資産家がいた一方、経済的困窮から爵位を返上する者、「皇室の藩屏」であったにも関わらず共産主義に共鳴する者、軍務に就くことを奨励されながらも趣...
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