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東京美術骨董繁盛記 (中公新書) のレビュー・感想
【おすすめ度】:
【タイトル】:
コレクターの視点
【コメント】:
著者は昆虫標本のコレクターなので、コレクターと業者、輸出入規制の問題など独特の視点をもっているところが楽しい。単なる門外漢の訪問記では味わえないところがある。
日本と中国の陶磁器、仏教美術、古民具、オリエント、茶道具、書画、文学者の色紙など、広範囲にわたる訪問記は、古美術の蒐集家には無理である。コレクターはたいてい一分野に専門化していて他へは行きたがらないものだ。取りあげていないのは刀剣ぐら...
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東京美術骨董繁盛記 (中公新書) のレビュー・感想
【おすすめ度】:
【タイトル】:
日本人と美術品
【コメント】:
著者は「自分は素人」であると述べていますが、もちろん著者は、
フランス文学者であり、昆虫への造詣の深さは言うに及ばず、
また、硯のコレクターでもある、という意味で、一大教養人です。
また達意の文章家であることも有名。
そのことが、本書の骨董店主たちへのインタビューに、深みを持たせています。
青山二郎や小林秀雄、川端といった骨董収集家から、
ルーシー・リーなど現代作家まで、いろいろな...