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逃亡〈上〉 (新潮文庫) のレビュー・感想
【おすすめ度】:
【タイトル】:
『憲兵』の実態と戦犯逃れの逃亡記。
【コメント】:
■ 【フィクション?ノンフィクション? 】
戦後55年。2000年に出版されたこの本の著者は、53歳
の戦後生まれ。この長編作品は、フィクション?ノンフィ
クション?描かれていることが、大変詳しく、かつ、リアリ
ティーを持っている。しかし、その答えは、下巻の巻末の
久保光彦氏の(あとがき)寄書で明かされております。
■ 【戦犯逃れの逃亡記 】
主人公は、香港(占領下)で(日...
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逃亡〈上〉 (新潮文庫) のレビュー・感想
【おすすめ度】:
【タイトル】:
国家・戦争・個人
【コメント】:
友人から「君は国を愛していないの?」と尋ねられたことがある。私は「なら国は君を愛してくれているの?」と言下に尋ね返した。友人は黙っていた。
本書の主人公は逃亡を余儀なくされた戦犯である。彼は国家のために身を賭して働き、人倫に悖る行為をもあえて引き受けた。
その見返りが国家による裏切りだ。
辛うじて命をつなぎ戦地から家族の下に帰還し、ようやく安息が得られると思った。しかし突如と...
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逃亡〈上〉 (新潮文庫) のレビュー・感想
【おすすめ度】:
【タイトル】:
戦争の“愚か”さ
【コメント】:
戦争中憲兵(特高警察)として香港で厳しく治安維持にあたっていた主人公が敗戦後一転して戦犯に指名され、その理不尽さゆえ中国大陸から日本、そして日本各地を逃亡するという、文庫版で上下合計1200ページの大作でした。
97年の作品で柴田錬三郎賞を受賞しています。
原爆を投下して罪もない一般の人々を何十万人も殺したアメリカが罪を問われず、上官の命令で対日不満分子をはからずも手にか...