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レビュー
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隠された十字架―法隆寺論 (新潮文庫) のレビュー・感想
【おすすめ度】:
【タイトル】:
ほとんどミステリー小説みたいな面白さ
【コメント】:
1972年に書かれた法隆寺論です。中盤の多くのページを「謎の解決への手がかり」として割いて、藤原氏がいかに勢力を伸ばしていったかという事、そしてその礎となり権力抗争に敗れ去った人たち。有名な古典を始め、現存する資料や寺社仏閣、仏像、建築その他様々な事物から非常に緻密になされます。この考証が甘いとトンデモ本の類に転がりかねないので微妙なバランスで踏みとどまっています。古代の権力抗争、政治の裏側み...
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隠された十字架―法隆寺論 (新潮文庫) のレビュー・感想
【おすすめ度】:
【タイトル】:
哲学者の夢か
【コメント】:
現在見る法隆寺が再建されたものであることは、明らかであるが、いつ、誰が、何のために再建したのか日本書紀は何も語らない。そこで謎が生まれる。
哲学の徒である梅原猛氏は、法隆寺『資財帳』の記録を見てデルフォイの神託を受けたが如く「聖徳太子の怨霊鎮魂仮説」が脳裏に閃めいた。その仮説によると、今まで謎とされてきた多くの事実が合理的に説明できることに気がついて本書が執筆された。
ソフィスト...
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隠された十字架―法隆寺論 (新潮文庫) のレビュー・感想
【おすすめ度】:
【タイトル】:
愛読者として
【コメント】:
大変話題を集めた本で、わたしも大いに魅了されてきました。梅原氏の名はこの本によって一躍、知れ渡るようになり、ついには文化勲章まで…。しかし時間が経った今、大分ほころびが見えてきているようです。
わたしが気づいた範囲でも、美術史家の町田甲一氏が法隆寺夢殿の救世観音について梅原氏が普通考えられないような間違いをしていると指摘しています(『大和古寺巡歴』講談社学術文庫)。
また最近では建築家...
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