関連商品
・
西行 (新潮文庫)
・
安土往還記 (新潮文庫)
・
西行物語 (講談社学術文庫 497)
・
嵯峨野明月記 (中公文庫)
・
西行 (岩波新書)
レビュー
●
西行花伝 (新潮文庫) のレビュー・感想
【おすすめ度】:
【タイトル】:
政治的敗者=崇徳院と歌の確立者=西行の対照性
【コメント】:
当時の政治社会は既に武家の論理に取って代わられており、大夫として律令政治の到来に引き裂かれた万葉の歌人家持の時代以上に、単なる武人の力に日本全体が押し流されようとしていた。そんな中で歌人、文人として独立した表現主体たることは容易ではない。新しい中世政治の中に武力化する政治以上の力を制御し包含する言葉を彼らは見出し得ず、ひたすらそこから離反し身に詰まされるようにして正常な自立心を獲得するしかなか...
●
西行花伝 (新潮文庫) のレビュー・感想
【おすすめ度】:
【タイトル】:
理想の男性
【コメント】:
創作とはいえ、この本を読んでいる時に私が絶叫していたのは、「こういう男性に出会いたい!」でした。他の方のレビューを台無しにしてしまうかもしれませんが、この本の中の恋は、道なってもみちならなくても美しい。子育てに追われる、枯れてきた身としては、この本の中に描かれる恋に恋をしてしまいました。歴史モノは苦手で、しかもこのぶあつい本を手にした時はどうして血迷ったか?!と思いましたが、しっかり読みきって...
●
西行花伝 (新潮文庫) のレビュー・感想
【おすすめ度】:
【タイトル】:
この月の光を知らなくては、物の哀れなど解るはずはない
【コメント】:
心地好い諦観をも超えて、生きる歓びを。と、とてもきれいな気分にしてくれる話です。こうした話で文章がうまいのは最低条件でしょうが、辻邦生さんの文章はおいしい日本酒のようにすーっと落ちていく名文です。西行の生きた時代は武士が登場した時代でした。やや長いのですが、朝廷内の権謀術数や、公家から武家に権力が移っていく過程を描くことで、決して飽きさせません。歴史物は面白いけど、俗っぽいのであまりすきではな...
Amazonで詳細を見る! |