●
逆説の日本史〈5〉中世動乱編 (小学館文庫) のレビュー・感想
【おすすめ度】:
【タイトル】:
「自然」と「納得」
【コメント】:
シリーズ5冊目の本書では、日本の歴史の転換点とも言える鎌倉幕府について、著者が相変わらず独自の視点で切り込んでいきます。
ここでは前4冊にあった、怨霊信仰のような明確な「テーマ」は明確に語られてないなぁ、と思っていたら、実は最後にとんでもなく重たいテーマが提示されています。それが「自然」と、「納得」です。
これこそが、個人的に日本の歴史に抱いていた疑問をすべて解いてくれました。
●
逆説の日本史〈5〉中世動乱編 (小学館文庫) のレビュー・感想
【おすすめ度】:
【タイトル】:
無視したい。でも、無視できない。
【コメント】:
第4巻半ばまでは「怨霊信仰」をテコに通説を覆し、仮説を提起し、事実関係を大胆に再構成する痛快さがあった。しかし時代が中世に近づくにつれ史料も豊富になり、研究蓄積で確定された事実関係は容易に動かし難いためだろう、主に「事実への意味づけ」の面で通説的解釈に異議を唱えるという内容に変わってきた。
古代編では歴史駆動の根本原理と呼びたくなるほど荒れ狂った「怨霊」も、エピソード的に時折顔を覗かせる程度...
●
逆説の日本史〈5〉中世動乱編 (小学館文庫) のレビュー・感想
【おすすめ度】:
【タイトル】:
歴史学者には見出せない斬新な視点からの新発見
【コメント】:
御成敗式目の制定につながる当時の法のありかたが現代日本に通じるのをついたところが秀逸。
法令とは別のところにそれを超えた真の規範(ルール)があり、我々はその「別のところ」にあるものを尊重すべきで、そのためには法令は無視してかまわない。これが日本人の法意識である。そして、この「別のところ」にあるものとは『道理〔物事の正しい筋道。正論であること。そうである道理がわかって納得するさま。...
Amazonで詳細を見る!