●
ま・く・ら (講談社文庫) のレビュー・感想
【おすすめ度】:
【タイトル】:
二番煎じさえなければ・・・
【コメント】:
噺家・柳家小三治の高座録音から活字におこし、修正した文章を収録。私は噺家の写真をみるのが好きで、なかでも被写体として一番好きな噺家がこの人であった。橘蓮二「おあとがよろしいようで」の頃の職人らしく厳しい相貌に、私はかつてしびれた記憶がある。
本多勝一が書いているように、はなし言葉はそのままでは文章にはならない。その点は、はなし言葉のプロである噺家においても同様であろう。それでも、さす...
●
ま・く・ら (講談社文庫) のレビュー・感想
【おすすめ度】:
【タイトル】:
小三治師匠の魅力
【コメント】:
落語家のプライベートはなかなかわからないものだが、
この本を読むと多くのひとが小三治さんというひとが好きになると思う。
自分の家の駐車場にスペースを借りて住んでしまった路上生活者の長谷川さんとの
つきあい。外に放り出すほど猫が嫌いなんだと言いつつ、
生まれてしまえば情が移って可愛がる様子。現代は贅沢すぎる、いつかバチが当たる、
といいつつも、その豊かさも享受しようかというと...
●
ま・く・ら (講談社文庫) のレビュー・感想
【おすすめ度】:
【タイトル】:
身の丈の「個」の話にこだわる気骨っていうか偏屈が小三治の魅力
【コメント】:
まくらって言ったら漫才のツカミ、本編の噺にうまく引き込むためのプロローグ、主従で言ったら「従」、本末で言ったら「末」ってのが本来の役どころである。ところが小三治の場合、まくらと噺の位置づけはまったくのイーブン、まくらがノッた時は、噺は伸縮の利く「小言念仏」かなんかを形だけやって、時間で言ったらまくら8:噺2なんてこともある。
演歌の大物とかが新宿コマの公演で、芝居とヒットパレードの二部...