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日中戦争下の日本 (講談社選書メチエ) のレビュー・感想
【おすすめ度】:
【タイトル】:
戦中デモクラシー
【コメント】:
一般に流布されている、「226事件以降は言論は弾圧されて云々」という暗黒時代説が誤りであり、国会でも、朝野でも、盛んに政治が議論され、無産政党からブルジョア政党までが活動していたという事実が、私には新鮮に感じられた。
「軍部の独走で戦線が拡大し」は一面の真実でしかなく、戦争そのものを支持する世論が世の中を支配していたのだ。これが民主主義でなくてなんだろう。
教訓とすべきは、いくら政治...
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日中戦争下の日本 (講談社選書メチエ) のレビュー・感想
【おすすめ度】:
【タイトル】:
なぜ民衆は戦争を支持したのか?
【コメント】:
1930年代の日本はなぜ日中戦争の泥沼にはまり込んでいったのか?本書は、日本国内の「社会システムの不調」が民衆をして戦争を熱狂的に支持させ、総動員体制構築に積極的に加担させていった構図を描くことで、日中戦争とは何だったのかという問いに迫るものである。
方法論的には、ダワーの『敗北を抱きしめて』の影響を濃厚に受けている。新聞や兵士たちの投稿雑誌などの社会史史料を駆使して再構成される当時の人...