●
「弱さ」のちから―ホスピタブルな光景 のレビュー・感想
【おすすめ度】:
【タイトル】:
ひっかかりの理由
【コメント】:
鷲田清一は人気の哲学者のひとりである。その彼が「聴くことの力」をはじめとして、臨床哲学、という新しい分野を開拓中であることは、高齢化社会を迎えてますます医療や福祉が重要になりつつある今、意義のあることだと言えるだろう。
しかし、正直に言って、わたくしは彼の臨床哲学関連の著作に触れるたび、若干の違和感を感じざるを得ない。それは、哲学者という彼の本業からは無理もないと思われるのだが、<ケアする...
●
「弱さ」のちから―ホスピタブルな光景 のレビュー・感想
【おすすめ度】:
【タイトル】:
たくさんの人によんでほしい
【コメント】:
「哲学」と聞くと、また意味不明な言葉をいじくりまわして遊んでいるだけの本かと思ったが、そうではなかった。著者が実際に現場に関わっている人に丁寧にインタビューすることによって、「学級崩壊」とか「家庭の解体」のような現代社会の問題を取り扱おうとしている。
現場で関わっている人の、肩の力を抜いた、でも諦めてしまっているわけではない「素」の言葉が、「幸せ」って何なのかを問いかけてくる。「権利と義務」...