●
現代の国際政治 (講談社学術文庫) のレビュー・感想
【おすすめ度】:
【タイトル】:
冷戦期の国際政治を考えるハンドブックとして
【コメント】:
日本を代表する国際政治学者、高坂正尭氏による冷戦史の叙述。文章は平易で読みやすいが、質を落とすことなく歴史のダイナミズムを描ききっている。内容に特に目新しい点が見受けられないが、それはむしろ彼の歴史観がスタンダードなものとして根付いているからかもしれない。註がついていないのは残念。
1989年に書かれた時点で、米ソの二極体制が多角的な関係を含みながらも今後も続くと筆者が予測していたのは興...
●
現代の国際政治 (講談社学術文庫) のレビュー・感想
【おすすめ度】:
【タイトル】:
東西冷戦というものがわかった気がする隠れた名著
【コメント】:
学生時代にたまたま読んだものなのですが、東西冷戦というものが
どういうものなのか始めてわかったような感覚を受けた印象が今でも残っています。
その後、著者の高坂 正尭 氏が並々ならぬ力量をもった国際政治学者であることを
知りなっとくできました。今でも新潮選書などから出ている「世界地図の中で考える」
など氏の著作のファンです。本書はどちらかというと地味で注目度の低い本だと
思いま...
●
現代の国際政治 (講談社学術文庫) のレビュー・感想
【おすすめ度】:
【タイトル】:
冷戦からペレストロイカまでの現代政治史の整理に最適
【コメント】:
著者はリアリズムによる分析で有名だった京大の高坂正尭氏。第二次世界大戦以降の国際社会の動向の分析はさすがに的確で、これが30年も前に書かれたということは注目に値しますが、ペレストロイカあたりまでの記述で終わっており、7~8年前に逝去されたので改訂版も期待できず、続きが読めないのが非常に残念です。冷戦からソ連崩壊寸前のペレストロイカまでの現代史の知識の整理にうってつけの一冊です。