関連商品
・
生半可な学者―エッセイの小径 (白水Uブックス)
・
生半可版 英米小説演習
・
翻訳教室
・
村上春樹と柴田元幸のもうひとつのアメリカ
・
猿を探しに
レビュー
●
アメリカ文学のレッスン (講談社現代新書) のレビュー・感想
【おすすめ度】:
【タイトル】:
不安社会アメリカを映し出す
【コメント】:
とにかく、現代アメリカ文学の紹介者として、柴田元幸氏(あと村上春樹氏ももちろんですが)は欠かせない存在でしょう。 柴田氏がいなければ、アメリカ文学の日本での受容のされ方も、大きく違ったものになっていたはずです。 本書は、「破滅」「組織」「勤労」「親子」といったテーマ別に、アメリカ文学を論じています。 文学とは、社会の顕在化していない「不安」をあぶりだすことができるものだと、私は思っていま...
●
アメリカ文学のレッスン (講談社現代新書) のレビュー・感想
【おすすめ度】:
【タイトル】:
同じように悩む人たちがいるという安心感
【コメント】:
ヘンリー・ミラーの『北回帰線』が食べることに固執した小説だとは知らなかったし(もちろん性の求道者という側面はあるにせよ)、アメリカ文学における幽霊の正体とはしばしば自分であるという指摘もいちいちもっともだと思う。破滅は「アメリカの裏切り」がもたらすという一節にはしびれた。 一番、感心したのは「建てる」。「自己創造の意志が外の世界に投影されるとき、アメリカ文学では『館』を建てる(あるいは買う)...
●
アメリカ文学のレッスン (講談社現代新書) のレビュー・感想
【おすすめ度】:
【タイトル】:
内容の濃い一冊
【コメント】:
現代アメリカ文学翻訳の第一人者である柴田元幸氏がトウェインやメルヴィル といった古典からオースターやパワーズといった現代の作家までを取り上げながらアメリカ文学を俯瞰する。エッセイ風に書かれたものであるにもかかわらず、読後には鮮烈な印象が残る。それは柴田氏が米文学を「教養」とか「高尚な趣味」などという排他的なものではなく、現代を生きる我々にとってアクチュアルな問題を含んだものという視点を持っているか...
Amazonで詳細を見る! |