●
母 (角川文庫) のレビュー・感想
【おすすめ度】:
【タイトル】:
マリア
【コメント】:
多喜二の母がキリスト教徒であったことから書き上げる事を決めたという著者。
日本が貧しかった頃の話。
貧しい人々の代弁をして殺された多喜二はキリストであり、
母はマリアの気持ちに一番近い人。
多喜二と母の物語だけではなく、その家族や時代の物語。
幼少の頃からのエピソードが沢山織り込まれている。
三浦さんの本は初めてでしたが、どんどんと引き込まれていく本書に
次回...
●
母 (角川文庫) のレビュー・感想
【おすすめ度】:
【タイトル】:
本当の愛とは何かを描いた三浦文学の最高傑作
【コメント】:
この本を読んで一番印象に残ったのは、小林多喜二がタミちゃんに示した愛の気高さだった。
多喜二は極度の貧しさのために身売りに出されたタミちゃんを救い出そうとする中でこんなことを言う。
「母さん、人間は、物でも、動物でもないんだ。もっと貴いものなんだ。それを売っただの買っただのして、よいもんだろうか。金の力で、いやだいやだという女を、男の思いのままにして、いいもんだろうか」(9...