関連商品
・
市場社会の思想史―「自由」をどう解釈するか (中公新書)
・
経済学の考え方 (岩波新書)
・
経済学の歴史 (講談社学術文庫)
・
増補 ケインズとハイエク―“自由”の変容 (ちくま学芸文庫)
・
経済学をめぐる巨匠たち (Kei BOOKS)
レビュー
●
思想としての近代経済学 (岩波新書) のレビュー・感想
【おすすめ度】:
【タイトル】:
簡潔明快、勘所を押さえたみごとな逸品
【コメント】:
リカードからケインズまで主要な経済学者を「セイの法則」を軸に論じる。論点は明快、しかし端寄らず勘所はがっちり押さえている。著者の感性は鋭く文章も緻密ながら伸びやか。言うことが無い。経済学の門外漢にとっては却って「セイの法則」の不自然さは理の当然の部類で、この辺りをしっかり押さえない啓蒙書が多く兼ねがね不思議だった。物資の行き渡っていない時代の遺物で、しかし、それが20世紀になっても論の中枢だった...
●
思想としての近代経済学 (岩波新書) のレビュー・感想
【おすすめ度】:
【タイトル】:
暗黙の前提「セイの法則」
【コメント】:
この本の軸にあるのは、「セイの法則」という暗黙の前提と、それに対するケインズの反論であろう。
「セイの法則」というのは、「供給は、それ自身の需要を作り出す」というもの。
アダムスミスの「神の見えざる手」など知っていると、自明の前提のように錯覚を起こすし、アダムスミスは否定したつもりでも、いつのまにかそれを前提としてしまいがちである。
なにしろマルクスも抜け出せれなかったのだか...
●
思想としての近代経済学 (岩波新書) のレビュー・感想
【おすすめ度】:
【タイトル】:
セイの法則
【コメント】:
セイの法則がきわめて分かりやすく解説されている。20年ほど前は、この最重要法則を初心者向きに解説している本はガルブレイスの「マネー」ぐらいだった。ただ、この森嶋通夫の解釈で完全に尽きているのだろうか?人間の経済行動を考察するにあたり、19世紀の合理主義を捨てた点こそ、この法則を否定したケインズの洞見だと思うのだが。(人間は経済行動においても本質的に非合理的だと考えたのではないか。)
Amazonで詳細を見る! |