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自殺について 他四篇 (岩波文庫) のレビュー・感想
【おすすめ度】:
【タイトル】:
『意志と表象としての世界』ダイジェスト
【コメント】:
『自殺について』との表題が、果たして一般にいかなる印象を期待させるものなのか、寡聞に
して私の知る由もないところではあるが、本書はショーペンハウアー『付録および補遺:哲学
小論集Parerga und Paralipomena:kleine philosophische Schriften』の抄訳、第2巻の
10章から14章までを収録、「自殺について」はそのうちの1章のタイトル。
要するに、このドイツ人哲学者の主著たる、あの膨大な『...
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自殺について 他四篇 (岩波文庫) のレビュー・感想
【おすすめ度】:
【タイトル】:
真理の探求と、名言の連続
【コメント】:
本書は、ショーペンハウアーへの最高の入門書である。これほどページ数が少ないのに、内容の濃さ、気高さは驚くべきものである。読んでいるうちに、しばしば鋭い名言に出会うことになる。また、哲学書にしてはわかりやすいので、解説は不要である。ここでは、少し文章を引用するにとどめたい。
《ヨーロッパの哲学のすべての倫理学と私の倫理学との関係は、あたかも旧約と新約との関係――この両者の関係が教会に...
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自殺について 他四篇 (岩波文庫) のレビュー・感想
【おすすめ度】:
【タイトル】:
哲学です
【コメント】:
自殺を肯定しながらも、絶対的な賛美はしない。それは『自殺について』が紛うかたなき哲学書であるからだ。哲学が文学とは異なるカテゴリー、つまり学問としての要素が強い分野に身をおいている以上、主観のみで成立することは許されず、常に客観性を伴っていなくてはならぬ。故に私のような、主観しか所有せぬ者は、この本に居心地のよさを求めることはできないであろう。さすれば、かくの如き人物は、文学の虜となるものを。