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啓蒙とは何か―他四篇 (岩波文庫 (33-625-2)) のレビュー・感想
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小粋
【コメント】:
この中にはカントの卓越した歴史哲学が収められている。創世記を土台として、歴史を描いて見せるというものである。アダムとエヴァの興味深い話がある。ヘーゲルにもあるが視点が違う。また「万物の終わり」というような題だと思うが、これもまた興味深い。このような小粋な論文が5編おさまっている。
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啓蒙とは何か―他四篇 (岩波文庫 (33-625-2)) のレビュー・感想
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圧倒されるカントの底力
【コメント】:
物理学を始め数理に関して一流レヴェルの実力があったカントは、本書において、「歴史哲学」においても、常人及ばざる異常な能力を示していたことが分かる。表題作「啓蒙とは何か」よりも「世界公民的見地における一般史の構想」を特に推したい。劈頭からいきなり独創的な言辞の連続で圧倒される。そこには社会学の視座の起源と言って良い命題が登場し、続いてヘーゲルの歴史哲学のアルファとオメガが数行の下に圧縮されており...
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啓蒙とは何か―他四篇 (岩波文庫 (33-625-2)) のレビュー・感想
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「あえて賢くあれ!」とカントはいう
【コメント】:
啓蒙とは、かなり歴史的な偏見を帯びたひどい訳語だ。原語はAufkla"rung(英語だとenlightment)なのに、「啓蒙」とは誰かエライ人がバカをつかまえてほどこすことみたいに思われている(広辞苑で引くと「無知蒙昧な状態を啓発して教え導くこと」とあった)。
どうしても「蒙(くらい)」をいれるなら、「脱蒙」(笑)と訳すべきだろう。Aufkla"rungとは自分でやるのである。でないと、表題作の最初の一節は理解できない...