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曽根崎心中・冥途の飛脚 他五篇 (岩波文庫) のレビュー・感想
【おすすめ度】:
【タイトル】:
さすが近松!
【コメント】:
「曽根崎心中」は実際の事件と内容を変えて、九平次という悪者を設定して徳兵衛を抜き差しならない状況に追い込みます。
天満屋でお初が徳兵衛の死の決意を確認し、徳兵衛がお初の足首を持ってのどを切る仕草をする場面は圧巻です。
そして何よりすばらしいのは曽根崎道行の文。
「この世のなごり、夜もなごり、死にに行く身をたとふれば、あだしが原の道の霜、一足ごとに消えてゆく、夢の夢こそあわれなり。あれ...
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曽根崎心中・冥途の飛脚 他五篇 (岩波文庫) のレビュー・感想
【おすすめ度】:
【タイトル】:
涙でいっぱいの作品集
【コメント】:
有名な「曽根崎心中」。縁の下に隠れた男に、足で心中を誘う女。悲しいけれど、比類のない妖艶さです。
「冥途の飛脚」。義理を立てるために、逃亡中の息子には会えないと言い張る父親に、目隠しをして親子の対面をさせる女。
人形浄瑠璃の台本だけあって、物語の筋だけではなく、視覚的に涙を誘うように書かれているように思います。どの作品も、登場人物(特に男性)は情けない。してはいけないような借金をして、首が...