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喪の途上にて―大事故遺族の悲哀の研究 のレビュー・感想
【おすすめ度】:
【タイトル】:
途上という稀有なる思考
【コメント】:
いかがわしいユング派の御託とか、スピリチュアル寸前の精神分析などはどうでも良い。
本書に手柄があるとすれば、個として生きる人間が、それでもまわりにかけがえのない他者をもち、その喪失に遭遇して、世界も理念も哲学も全て失いそうになりながら、「しかし」と踏みとどまろうとする儚さ健気さを描けているからである。
もう15年も前の本だが、ここまで悲惨や慟哭と戦いながら、それでも思考停止しない書物は...
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喪の途上にて―大事故遺族の悲哀の研究 のレビュー・感想
【おすすめ度】:
【タイトル】:
私たちに必要なのは世界の「物語」
【コメント】:
家族や愛する人を全く突然にこの世から奪い去っていく事故。誰しも自分にふりかかるとは思っていない惨事にいざ遭遇した時に、ひとはどのようにふるまい、どのように考え、どのように変化し、どのようにそれを受け入れていくのだろうか。精神医である著者が時間をかけて遺族に接する過程から生み出されたこの記録には、いまだ書かれたことのない人間の真実があります。胸がつまり、時に息苦しくなるほどの切迫感を持った数々の...